50代男性に最適なこれからの副業の形とは

50代を迎えて自分の経験を世の中のために役立てたい。そのためにどんな副業ができるのか、可能性があるのか、そう考えている男性の方も多いのではないでしょうか。
私はまだ50代に達していませんが、普段お付き合いのある取引先企業様や、自分の親族ではこのような話を多く耳にします。

具体的には、これまでは自分のキャリアを第一に考え行動してきたが最早いままでと同じように歩んでいく年齢ではない、逆に今までの経験が少しでも他の人に役立つのであれば活かしてみたいなどのお話です。
確かにキャリアや人生の終盤が見えてきた時に自分でどのような道を歩んでいくのか、山を登っていくのか改めて考え定義することはすごく大事だと感じますし、豊富な経験を語ってもらえる、気づきを与えてもらえることは若手世代にとってもとても重要なことであると感じます。
歴史を学ぶことは先人の気づきや知恵を学び活かすことであり、この世の中は歴史で学ぶことで成り立っていると思います。
しかし、どのようにしてそれを行うことができるのか、方法が分からなければせっかくの経験や知恵は伝えることができずに宝の持ち腐れとなってしまうでしょう。
今回は、そんな50代の男性の方がインターネットを活用して今までの経験や知恵をどのようにして伝えていくのか、副業という形でご紹介した上でその有用性について考えていきたいと思います。

初めまして、某HR企業で働きつつ副業や兼業の可能性について検証を行なっているTKと申します。
最近、実家に帰る機会が増え、またそれと同時に親族に会う機会がかなり増えてきました。20代の頃は実感に帰ることはほとんどなく、ひたすらに仕事や遊ぶことに邁進していたのがウソのように感じられます。
そんな折、50代の男性の方々と話す中で普段自分たちが考えていることとはまた違う目線で世の中を捉えていることはすこく新鮮に感じました。
普段会社やその同僚、同年代の友人としかキャリア感について深く話を聞いてこなかったために、自分とは異なる世代、そして確実に自分がこれから向かう世代と方々のキャリア感を知ることはとても参考になったのを覚えています。
この話を元に考えた私の年代ごとの男性のキャリア感は以下の通りです。
20代は社会人経験の積み上げ方
30代は市場価値の積み上げ方
40代は社会貢献の大きさ
50代は社会への経験の棚卸し

若いうちは自分の強みや弱みを探りながら固めていき、社会人としての経験や練習を如何にこなしていけるかというキャリア感が、年齢を重ねていくにつれて世の中への還元という軸に変化していく様なイメージを描いています。

50代男性の方々が特に感じていたのは、
・自分の経験を活かして後の世代にどう価値提供が行えるか
ということです。
これはもちろん、仕事として収入を得つつも、目的は世の中にどのように経験を伝えていくのかという棚卸しが一番の目的であり、
それを解決する一番の手段は
・顧問としてのアドバイス、コンサルティング
が該当すると考えています。
今の時代、社長や幹部の年齢は30代という会社もかなり増えてきました。
また中には20代の社長もいます。そんな中で彼らに足りていないのは、
・経験
・ノウハウ

になります。
これを習得するために簡単な方法はなく、ひたすらに経験するしかありません。
しかし、闇雲にやっても失敗するだけ、であれば先人の知恵を拝借して失敗しないように努めていこう
というニーズが強まっているのです。
そのために、
・経験やノウハウが不足しており、会社や事業の経営方針に迷っている企業の顧問としてアドバイス、コンサルティングを行う副業
が今までの経験を世の中に還元したい50代男性の方々に最適な副業であると考えています。

どうせ副業を行うのであれば、今までの経験を活かしたい、その中で世の中に還元していきたいと思っている50代男性の方は多いと思います。
しかし、最適な方法を選択できないとそれは単なる労働になってしまい、本来の自分の想いとはかけ離れた作業を強いられることになってしまいます。
多少の収入を得られるとはいえ、社会貢献や経験を最大限活かした副業であるとは言えずに、時間を浪費してしまうことはとても勿体のないことです。
世の中であなたの経験を必要としている人のために働き収入を得る
これができる機会を掴み、新たな価値提供に是非チャレンジしてみください。

スポンサードリンク

経験豊富な50代男性の方だからこそできる副業「顧問業」

では、経験やノウハウを活かしながら行える副業とはどんな副業なのかということですが、それは、
・顧問業
になります。
所謂、企業の相談役として、戦略上の課題解決のためにアドバイスしたり、取引先を繋いだりする役割を担います。
特に、製品自体は魅力あるものでも、それを効率的に、効果的に販路を拡大していけなければ多くの人に使ってもらうことができず、あまり意味を成しません。最近日本でも認知され始めてきたインターネットサービスを主体としたスタートアップ企業は若い起業家が多く、経験や人脈が必要となる販路拡大においては顧問を必要とするニーズが強くなっている傾向にあります。
そのため今まで積み上げてきた経験やスキル、人脈を活かし社会貢献を目指す50代男性の方も増えてきました。特に大手企業に新卒入社当初から30年近く勤めあげその業界、業種に詳しい方にその傾向が強いように感じています。
若手起業家の顧問として、大手企業で積み上げた経験やスキルを伝えていき、日本の将来を築き上げていく後継教育の一旦を担えることは、50代男性の方々のニーズに多い社会貢献に合致していますし、また若手にとっても欲しているニーズであることから両者にとってウィンウィンとなる仕事ですし、副業としてしっかりと収入を上げることもできるため理想的な副業であるということができます。

顧問業を始めるにはインターネットサービス、人材紹介を活用

ではこの顧問業はどのように始めるのか
手段としては、
・インターネットサービスの活用
・人材紹介=ヘッドハンターの活用

の2パータンが簡単に始められる手法です。

インターネットサービスの活用は、ビザスクのようなサービスを活用し、インターネット上で募集されている各種相談事項に対してアドバイスを送ることで対価を得る副業となります。
相談の程度としては様々ですが、今回のケースでは会社の経営課題を解決するための相談に対してアドバイスを送る案件が良いでしょう。
二つ目に、人材紹介、即ちヘッドハンターを生業としている会社を活用することが考えられます。
これはそのままの意味となりますが、顧問業を求人案件として扱っている人材紹介会社に登録し、ヘッドハンターに案件を紹介してもらうことで顧問業を担うというものです。
前者のインターネットサービスでは、厳密にいうとその案件限りでは顧問に就任することはないので、あくまでもその場限りの顧問業となりますが、後者の人材紹介に関しては、企業の代表と面談をした上で顧問に就任するのかどうかを判断する形となります。

スポンサードリンク

スポットで多くの企業、案件に携わりたいならインターネットサービスの活用

では顧問としての関わり方として、具体的にどのような場合にどの手法を選択すべきなのか、掘り下げてお伝えしていきたいと思います。
インターネットサービスの活用における利点としては、
・場所を選ばず簡単にサービスを活用、案件の応募が行える
・スポットの顧問として一回限りのアドバイスを行うこともできるため気軽に取り掛かることができる

という点です。
ですので、より多くの案件に携わり、且つ簡単に顧問として活動していきたい方にお勧めの手法ということができます。
しかし同時にデメリットもあります。
より多くの案件に携わることができ気軽にできる一方で、
・案件に深く携わりにくい
という点が挙げられます。
前提がスポット(一回限り)の顧問としての案件受託となるため、継続しての顧問は別途契約を結ぶ必要があり、希望しても成立可能性が高いわけではないからです。
ですので、社会貢献の志向性が強い方は深くかかわれない可能性が高く、インターネットサービスを活用した顧問はお勧めしにくいのが実情です。

スポンサードリンク

魅力を感じた企業のみに深く関わりたい場合は人材紹介を活用

逆に、1つ乃至は2,3の企業のみに、魅力を感じた企業のみに力を貸していくことで社会貢献を行いたいという方には人材紹介の活用がお勧めです。
この手法の利点としては、
・求人企業を良く知る第三者から自分の希望を踏まえた上で紹介してもらうことができる
・一度契約が締結されれば契約期間中は長く顧問としてかかわることができる

ことにあります。
案件を自ら探すのではなく、求人案件を保有している第三者から直々に希望に沿って紹介してもらうことができるためマッチングしやすいのが大きな特徴です。
そのため、社会貢献の志向性が高い方にとってはやりがいを持って副業を行うことができるでしょう。
この人材紹介のデメリットは、
・第三者を介すことで案件に関われるまで時間を要する
ことが挙げられます。
人材紹介という形で人を介してやりとりを行うためにその分だけ余計に時間が掛かってしまうのです。
また一定期間の顧問契約を締結することが前提にあるために気軽に選択し取り組むことができないこともデメリットの1つかと思います。
ですので、時間が掛かったとしても魅力に感じる若い企業をしっかりと見極めて自分の経験やスキルを伝えていきたいと考える方でなければ難しい手法となるかもしれません。

以上のように、しっかりと自らのニーズに沿った手法を選択しなければ希望の案件に携われる可能性が著しく低くなってしまうので、自らのスタイルを定めてから手法を選択し取り掛かるようにしましょう。