【OLの副業】ネイルサロンの開業と成功するための秘訣

副業の解禁、これに伴って、恩恵を受けているのは何もサラリーマンだけではありません。

平日はOLとして一般企業に勤めている方にも大きなメリットになると感じております。

私の大学時代の友人や、社会人で知り合ったOLの方々は口を揃えて副業で収入を増やすことを目指していると話します。

中でも、自分が興味のある分野で副業をしてみたいという話が多く聞かれ、趣味の延長線上で行えるネイルについて仕事にできないか?

という声を良く聞きます。

これまで、
・勤務先が副業を禁止していたし前例がないのでできなかった
・ネイルを副業にしたくとも本業として食べていくには自信がない

という方にとっては今回の副業解禁によって、ネイルを副業として思い切って活動していく良い機会になっているのです。

私は普段サラリーマンを続けながら副業を行っており、今後の自分のキャリアの選択肢や可能性について考え続けています。

具体的には現在の会社で一生勤め上げることは限りなく可能性は低く、そう考えると副業で一定の収入目途が立った段階で起業もありかと考えています。

そういった考えをするのは基本的にサラリーマンが主でしたが、最近私の周りでは普段OLとして仕事をしている方が副業や起業を考えていることを耳にする機会がかなり増えました。

特にOLの方であれば多くの方が行っているネイルでの副業は最近多くの声を耳にします。

私の奥さんもネイルを自分で行ったりしていますが、普段自分でネイルする方にとってはこれを副業として取り組み、さらにお金を貰えるのであれば一石二鳥ですよね。

しかし、
・ネイルで副業するために必要なものが分からない
・OLしながら副業でやっていけるのかが心配

という悩みが多く、考えはしているが踏み込めていないという悩みも同時に耳にします。

今回は、そんなOLの悩みに応えるべく、将来的なキャリアを見据えて副業としてネイルを実践していくための具体的な方法をご紹介します。

まず、OLが副業でネイルを実践していくために確実に必要なことは、
・個人サロンの開業
・必要機材の購入
・集客方法の確立

となります。

その上で、営業方針を定めた上で収益を上げていかなければなりません。

正直な話、これは副業であって副業はない、ある意味起業に近い副業となりますので、最初はかなりハードルが高いです。

良く開業は簡単であるとの情報を目にしますが、正直なところ、開業が一番難しいです。

ですので、本当にOLをやりながらネイルで副業をしたければ最初の開業ハードルを乗り越える覚悟が必要になってきます。

これさえ乗り越えてしまえば、あとは営業方針の話ですので、以下のいずれかに寄せて営業していけば個人で収益を上げることはできるかと思います。
・差別化戦略(他にはない独自の強みで差別化を図り戦う)
・コスト戦略(圧倒的なコストパフォーマンスを武器に戦う)
・ニッチ戦略(特定の領域、ターゲットのみに特化して戦う)

もしも今後起業し、店舗を拡大し売上も伸ばして組織の社長として活動していきたいのであればその目指す目標に対する視点で戦略を選択していく必要がありますが、個人のできる範囲内で十分な収益を上げることができれば良いのであれば最も適した戦略を一貫して貫いていくことで安定した営業を続けることができると考えています。

その上で個人が行える上で適しているのは
ニッチ戦略
です。

もしもネイルで差別化できるほどの圧倒的なスキルを持っていたり、コストで圧倒的に差を付けられる運用が実現できるのであればその戦略でも良いのですが、一般的な視点で考えるとお勧めできません。

スキルを押し出すと求められるのは
経験と実績、ブランド
が確実の求められますし、
コストを押し出すと
安かろう、悪かろうというイメージ
を与えてしまうため、リピート客が付きづらく、集客に苦戦する可能性が高いため個人で実践していくにはリスクが高いです。

それよりも、ニッチ戦略にて、その土地の顧客が求めるニーズを的確に捉えて所謂常連客を確実に確保していくほうが間違いなく安定して営業していくことができます。

例えば、
・自分の住んでいる地域はどんな客層が多そうか
・売れているネイルサロンはどんなサロンか
・自分が戦っていく上でどんな客層にどんな値段でどんな商品を展開すれば売れそうか

を調査し、上記3つをそれぞれ具体的に整理します。

その上で営業しながら、少しづつ来店客のニーズにあった改善活動を繰り返していくことで常連客を取り込んでいくことができるのです。

もしもこの最初のハードルや戦略方針を誤ってしまうと、開業に相当苦労した挙句、全然お客さんが来ない、来たとしても全く儲からないという感じでとても副業として続けられないという事態を招いてしまいます。

そうなってしまうと今まで安定してOL業務が行えていたものに支障を来し始めるリスクがあり、本末転倒です。

OLをやりながらネイルで副業を行うのであれば、最初に確実の抑えておくべきポイントを理解してリスクなく実践していける形をとっていきましょう。

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ネイルの副業で最初のハードルはサロンの開業

まずOLが副業でネイルを実践していく中で最初の難関、且つ最も困難なのがサロンの開業です。

副業でネイルをしていくには場所と機材がなければそもそもどんなにスキルがあろうが始めることはできません。

そこで、具体的に始める中でどこでどの道具を使って始めるのかを決めて行動していくことが、一番労力を要する部分なのです。

まず、選択肢としては以下の2つの選択肢が考えられます。
1:自宅をサロンとして開業しネイルサロンとして営業
2:ネイルサロンとして営業している店舗に掛け合い、場所を借りた上で営業していく

上記を選択するにあたっては、現在の自分の状況に合わせて、何曜日にどのくらい時間を遣うことができるのかで方針を決めるのがよいでしょう。

自宅をネイルサロンとして開業する場合

自宅をネイルサロンとしてスペースを確保し営業する場合には以下の準備が必要になります。

・スペースの確保
⇒お客さんが来店された際にくつろいでもらい、且つ作業できるスペースの確保
・店舗感の演出
⇒普段自分が生活しているスペースの一部をそのまま作業スペースに変えたところで、一度は来店してくれても、継続してお客さんは来てくれなくなるでしょう。営業するからには店舗としての清潔感あるスペースが求められます。生活空間とは別の空間を演出することが必要です。具体的には、キッチン等生活スペースを衝立で隠す、玄関を広くデザインしなおす、絨毯や雑誌を置く、等の配慮が求められます。
・機材、材料の買いそろえ
⇒ネイルを施す上で必要な機材、材料を全て揃え、来店客の満足のいくサービスを行う必要があります。
・ネイルプラン等、サービス資料の作成
⇒訪れる来店客が求める商品やサービスを紹介する資料を作成する必要があります。
・レジの導入
⇒営業するからには、店舗の売上や支出等の収支管理をしっかりと行う必要があります。
エアレジ等、クラウドサービスで行えるレジ機能でも良いので収支管理の行える体制を築きましょう。
・Webサイトの立ち上げ(推奨)
⇒集客をしていくには、今の時代もはやWebの活用は避けられません。自身の店舗のWebサイトを立ち上げて予約を受け付けられる等の対応を行えるようにしましょう。
いまでは、簡単にWebサイトを作れるサービスもありますし、予約を受け付けられるサービスもありますので、初心者でも簡単に作成することができます。

以上のように、OLが個人で開業するためには、全て最初から自分でセッティングを行う必要がありますので、相応の時間が掛かってきます。

時間があればこなせるものばかりではあるものの、自宅を改良しなければならない点やOL業務で平日日中は時間を遣えないことなどを踏まえると、簡単に実践できるものではありませんので、相応の覚悟を持って臨みましょう。

ですが、ネイルの副業の場合は開業における許可等を取る必要が全く生じない点は飲食業等に比べると実践しやすいポイントとなるでしょう。

他のネイルサロンの場所を借りて副業を行う場合

次に自宅を改良しサロンにするのではなく、他のネイルサロンの場所を借りて副業していく選択肢も考えられます。

これは現在増えている、自分で美容師と活動しているものの場所は持たずに他のサロンを借りて仕事をしていく形と同様です。

自宅で開業することと異なって、場所や機材に困ることがないのが利点ではありますが、相応のハードルがあるのも事実ですので、そこを抑えて行動していく必要があります。

・店舗に連絡して交渉を行う
⇒まずは場所を借りるにしてもどのサロンもオープンに募集しているわけではなく、交渉した上で場所を借りる必要があります。当然ながら、店側にもメリットがないと貸してくれませんので、この時点でおおよそのプランや手数料等を交渉する必要があります。また、全くの無名で実績がない人にはそもそも交渉してくれない可能性もありますのでそこも注意が必要です。
・契約の締結
⇒店と交渉した後は、契約を取り交わす必要が生じます。この契約に沿って、業務を行っていく必要がありますので、今後懸念される点等を全て盛り込んだ上でしっかりと契約書を作成する必要があります。これは初心者に作成することはまずできませんので、社労士等に相談した上で契約書を代行作成してもらう必要があるでしょう。この時にタダでは作成してくれませんので、相応の費用が発生することを念頭に置く必要があります。
・レジの導入
⇒店舗は借りることができても、収支管理は当然別にする必要があります。自身で売上を管理するためにエアレジ等のクラウドサービスを活用して収支管理が行えるようにしましょう。
・Webサイトの立ち上げ(推奨)
⇒場所を借りるだけですので集客は自分で行う必要があります。サロンによってはしっかりと集客を達成できない人には貸してくれない可能性もあるので、実績や方針を証明していくためにもWebサイトを立ち上げておいたよいでしょう。

以上のように、自分で開業しなくとも、他の場所を借りる選択肢がありますが相応のハードルも用意されています。

今の自分でOLをやりながらそのような交渉や契約締結が可能なのかを問い掛けて実践できそうであればチャレンジするのも良いかもしれません。

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自分の状況や目標にあった戦略方針で盤石な営業を目指す

ネイルサロンの開業さえできてしまえば、あとは集客のみが営業上の当面の課題になってきます。

ここで、OLが週末や平日の夜等の時間のみを活用して副業で取り組んでいくのであれば、
ニッチ戦略
によって、住んでいる場所の特性や顧客イメージに沿ったサービスを提供していく戦略をお勧めします。

ネイルサロンは日本全国的に多いかもしれませんが、どこもかしこも同じような顧客層であることはありません。

その場所ごとに顧客やそのニーズが僅かながらに異なってきます。

例えば、富裕層の主婦が多いエリアには彼らのニーズに沿ったプレミアム商品が売れるかもしれませんし、あまりお金はないが良いサービスを受けたいと感じているOLが多い地域もあるかもしれません。

そこで、現在自宅となる場所でどんな顧客が多くどんなニーズが求められているのかを調査し、その顧客に合わせた商品のみを強く押し出して営業することが望ましいと考えています。

そのために、
・住んでいる場所のネイルサロン調査
・調査結果から顧客とニーズの定義
・顧客ニーズより商品作成

という流れでどんな商品を展開するのか決めることがよいでしょう。

そうすることで、確実にその土地の顧客ニーズをつかみ、リピート客として通い続けてもらうことで、安定した売り上げを築いていくことができるのです。

リピート客を捕まえることを徹底することができれば基本的にOLが普段の業務で日中時間を遣えなくとも、多少自分の状況を分かってくれるお客様を取り込むことができるようになります。

OLをやりながらの副業で一番気をもむのは時間が限られていることかと思いますが、その点もあまり心配しなくて良いことがこの戦略最大のメリットです。

個人で展開するにはその規模に応じた戦略の選択が肝になってきますが、最適な戦略の選択さえミスしなければOLしながらの副業だとしても大きく失敗することはありませんので、それを鑑みた上でネイル副業を実践していきましょう。