【人材のプロが徹底考察】正社員の歯科衛生士が選択すべき副業

歯科衛生士として働いてるものの給料が低いのでなんとかしたい、そのように考えたことはありませんか?
中には正社員として働くものの生活が苦しいために副業で居酒屋や夜の仕事のアルバイトをやっている方もいるようです。
または歯科医院を掛け持ちし、現在の仕事を正社員として平日の間は働き、土日は他の歯科医院で副業アルバイトという方も。
しかし、本当にこの副業のやり方が最善なのか、一時収入が上がっても将来的に安定した生活を見込むことができるのかはわかりません。
そこで今回は歯科衛生士の方が今後将来的に収入を安定させるためにどんな副業を行いどんなキャリアを目指していくべきなのか、考えてみました。

今回は歯科衛生士の方の副業、そして目指すべきキャリアについて考えてみました。
歯科衛生士は国家資格がないと就くことができない職業であり専門性が高い職業の1つです。
その資格を活かして活躍できる幅は広いものの、評価体制や給与体制が整っていないために満足のいく給料を得ることができず悩んでいる方も多いようです。
副業として、夜のアルバイトから居酒屋などで働く方もいるようですが、私はこの国家資格の活用方法として、もっと有用な選択肢があると感じています。
国家資格は簡単に取得できるものではなく専門知識や経験を十分に積まなければ取得できないために、このスキルを活かさない手はないと感じているからです。
歯科衛生士は、口腔ケアにおける専門家です。
であれば、今後の時代変化に合わせた副業をすることで、より確実性の高いキャリアを歩めるものと考えています。

そこで、具体的におすすめしたい副業は以下となります。

・介護施設(老人ホーム)での歯科衛生業務

つまり、歯科医院で歯科衛生士の正社員として働く傍らで介護施設において高齢者向けの歯科衛生業務を行うのです。
これはパートでもアルバイトでも構いません。
歯科衛生業務は、何も歯医者だけでなく、介護施設においても需要の高い仕事となります。
募集案件によっては時給2,000円以上の案件も多いため、月に数日程度の勤務においても数万円の収入を見込むことが可能です。
また、歯科衛生士としてのスキルをそのまま活かすことができるので、新たに身に付けるスキルや知識も必要ありませんし、高時給で取り組むことができるため効率的な副業と言えるでしょう。
ここで、老人ホームで働くのには理由があります。
時給が歯科医院で働くよりもわずかに高い傾向があることが理由の1つではありますが、今後のキャリアを見据えた時に老人ホームで働くほうが有益であるからです。
今後、日本では人口減少に伴って、高齢化と少子化が同時に進んでいきます。
その際に老人ホームでの仕事や需要は大幅に増えることが想定されるため、早くから老人ホームで働きつつリレーションを築いておくのです。
そうすることにより老人ホーム繋がりで多くの仕事を獲得できる口実ができますし、将来的に独立して歯科衛生士を目指しやすくなります。

このように、資格を持つということの意味と市場価値を理解した上で副業の選定やキャリア形成を目指すことで安定した収入を築くことのできる未来があります。
これに気付かずに誰でもできるアルバイトに手を出してしまうと、将来に何も活かすことができずにただその場限りでの副業に終始してしまいます。
歯科衛生士として将来をより確かなものにするためにも、強みを再度認識した上で副業に臨むようにしていきましょう。

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歯科衛生士としてのキャリアは将来を見据えてこそ活きてくる

まず、現状の歯科衛生士としてのキャリアについて考え悩んでいる方は、是非未来を見据えて考えてみてください。
日本は今人口減少時代に突入し、有効求人倍率は増加、結果として全ての業界で人手が足りていないという状況になっています。
この傾向は今後ますます加速することが予測されており、2050年には人口が約6,000万人まで減少するとの結果も公表されています。
また同時に予測されているのが高齢化と少子化の同時進行です。
今でも高齢化社会ですが、厚生労働省の予測では7年後の2025年には早くも超高齢化社会として国民の約4割が高齢者というほどにまで達することが想定されています。
ですので、2050年を待たずして人口減少に伴って高齢化、少子化はかつてないスピードで進行し2018年現在から大幅に時代のニーズが変化していくことになります。
それに伴って歯科衛生士としての役割も高齢者向けの需要が大幅に増加していくことになるため、今から高齢化社会に目を向けて行動、準備していくことが求められます

現在、正社員として歯科衛生士の方の中で、現時点の収入に不満を持ち、アルバイトや歯科医院での掛け持ち勤務を行っている方もいるかと思います。
しかしそれは、7年後から急激に始まる超高齢化社会を見据えた上で最善の選択肢となるでしょうか。
コンビニや居酒屋のアルバイト、一般の方向けの歯科医院で掛け持ち働くことが将来の状況から鑑みて優位に働くかを意識してみてください。

将来ほぼ確実に見えている市場の変化から逆算し自分の強みがどのように活きるかを考えた時に歯科衛生士としてどう動くかによって、正社員として働く傍らの副業も大きな意味を持つことになります。

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歯科衛生士が正社員として副業するなら「老人ホーム」の歯科衛生業務

将来の超高齢化社会を見据えた時に、普段歯科医院で歯科衛生士として働く正社員が選択すべき副業は老人ホームでの歯科衛生業務をおすすめします。
これは、もちろん正社員としてではなくて、アルバイト・パートとしての就業をおすすめします。
理由としては以下の2つです。

・時給が高い(だいたい1,500円以上)
・将来的にニーズの高まる高齢者向けの仕事を行うことができる

まず、現状抱えている課題として給料が低いことが挙げられるかと思います。
これに対しては、歯科医院で掛け持ちするよりも平均的に時給が高い老人ホームで歯科衛生士として働くことで収入を増加させることができます。
そして2点目はキャリアを考えた時の最良な選択肢として老人ホームで働くことを選択します。
2025年に超高齢化社会が訪れ今後ますます老人ホームでの歯科衛生士としてのニーズが高まります。
高齢者における口腔ケアの重要性は極めて高く、これを徹底できればその他の合併症を予防することにも繋がるのです。
特に老人が多く在籍する老人ホームでの需要は介護士同様必然的に高まるために今から準備できれば今後どこにいようとも老人ホームでの就業実績を評価してもらうことができるはずです。
また老人ホームで実績とともにリレーションを築き、新たに他の老人ホームで働くきっかけも作ることができるようになれば、仕事先を増やすことができるようになります。
歯科医院で正社員として働く傍らの副業であれば新たに追加して働くことは困難ですが、もしも新たな仕事依頼が多く舞い込んでくる状態にできれば、本業である正社員を辞めて老人ホームでの歯科衛生士を本業にすることもできます。

このように、将来を見据え需要が高まっているところでは時給も高い傾向にある上で将来的に多くの仕事を獲得できるチャンスも広がるために最適な副業と考えられます。

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老人ホームで副業をこなしつつ、将来的には独立して歯磨き専門の歯科衛生士を目指す

今回歯科衛生士として副業を行う上で目指すべきキャリアの終着点は「独立」をおすすめします。
本業である正社員を退職して独立開業した歯科衛生士として働くのです。
独立開業するこのメリットとしては、歯科医院に雇われて正社員として働くよりも仕事量によっては大幅に収入を増やせることと、将来的な高齢者ニーズに高まりの2点です。
上記でも説明させていただきましたが、今後7年後には国民の約40%が高齢者という世の中になることが予測されています。
介護者の不足とともに歯科衛生士の不足も顕著になるために、老人ホームでの歯科衛生士ニーズが高まります。
こうなると、もはや歯科医院で正社員として働くよりも、老人ホーム専属の歯科衛生士として独立したほうが稼げると考えています。
ですので、今から老人ホームで歯科衛生士として副業すれば老人ホームにおける歯科衛生士としての働き方やリレーションを築いておくことができるため将来的に大きなメリットに繋げられるでしょう。
独立して一番のリスクは仕事がなくて稼げないことにありますが、老人ホームでの歯科衛生士ニーズが急激に高まればそのリスクはほぼないものと考えられますし、例え独立して業務委託としての案件が少なくともすぐに仕事を見つけられるでしょう。

このように、将来を予測して現在の強みを認識し副業を選択できれば確実に起こるであろう未来に向けた準備をすることができます。
準備を十分に行ってタイミングを見て動くことで収入を今よりも大きく向上させることも安定して収入を上げることもできますので、副業も慎重に見定めた上で選択することをおすすめします。
副業をその場限りの選択とするのではなくて、キャリアの選択肢として活かすことができるようにしていきましょう。