【人材のプロが徹底考察】介護士に1番おすすめしたい副業

介護士として働いているものの収入が伸びない、身体的にもキツいことが多く悩んでいる、そのように感じてはいませんか?
世間的にも超高齢化社会の予測がなされており、その関係から今後介護士が急速に足りなくなることが叫ばれています。
しかし、その一方で介護士に払われる給料がなかなか上がることがなく苦しい立場での労働を強いられている状況かと思います。
今後も需要が増す一方であるにも関わらず供給が足りない、数少ない介護士に負担は増すものの給料が高いことはない、そんな悪循環が続くために立場は一層厳しくなることが想定されます。
そんな状況を打破するためには、自分で副業を行うことで収入を増やすか、または昇給を目指して一層働くかの2択となりますが、後者の昇給については介護業界における構造上すぐに望めるものではないために現実的ではありません。
そこで今回は、介護士の強みとする部分を明らかにした上でどんな副業がおすすめなのか考察しお伝えしていきたいと思います。

人口減少に高齢化、少子化が深刻化していく中、その影響をもろに受ける介護士の不足は大きな社会問題の1つです。
しかし私が考える最も大きな問題は介護士の給料の低さ。
将来的に減ることが試算されていて負担がどんどん増えていくにも関わらず給料が低くては将来介護士を志す方が減る一方なのではないかと心配しています。
早急にこの介護士の給料問題を解決できなければ、超高齢化→介護需要増加→給料が上がらない→介護士不足の負のスパイラルに陥り、最早改善不可能な状態となってしまう可能性もあります。
この状況を打破するには、国の制度改革や、会社の給料アップを待つのではなく、自分で動いて収入を増やすことが一番現実的だと考えています。
介護士を持つ強みを活かして、副業を行うことで大幅に収入を増やすことができればすぐに収入に関する悩みを解決し安定した生活を送ることができるようになります。

介護士が副業する上で活かすことのできる強みは以下のように考えています。

・高齢者に対するコミュニケーション能力
・介護に関する知識・経験・ノウハウ

この強みをそのまま活かせる副業を行うことで新たに身に付けるスキルや経験が必要なく収入を増やすことができます。
そのような副業としては以下をおすすめします。

・高齢者見守りスタッフ(電話による安否確認等)

現在、急激に拡大する高齢化の波に対して対処すべく広がりつつあるサービスが高齢者の見守りサービスです。
高齢者の一人暮らしや孤独死も多く報告されており、家族が離れて暮らすケースも増えてきたために、安否確認や普段のコミュニケーションを増やすべく注目を集め始めています。
訪問して見回りするケースもありますが、電話で1日1回決まった時間にコミュニケーションをとることで見守るケースもあります。
この場合高齢者へのコミュニケーションが主目的となるために必ずしも介護が必要になるわけではありません。
介護士で培ったコミュニケーション能力や高齢者が抱える不安や悩みを聞いた上で解決に導いてあげることが必要になります。
この仕事では1人担当するごとに1,500円ほどの報酬を得ることができるため、1日に5人担当すれば1日で7,500円の報酬を得ることができます。
例えばこれが週に1度だけでも月に数万円の収入を得ることができるでしょう。
また電話での見守りサービスであれば在宅でも業務可能であるために時間のみ確保できていれば自宅で仕事をこなすことができます。
今や介護が確実に必要な高齢者だけでなく、訪問が厳しい地域に住む高齢者に対するニーズも高まりを見せているために、今後ますますこのような仕事が増えていくことでしょう。
そのような状況や介護士として強みをそのまま活かせることを踏まえると介護士の方にはおすすめの副業といえるでしょう。

このように、確実に変化を見せている世の中のニーズを察知せずにそのまま介護士としての強みを活かせずにいると、アルバイトや普段関わることのないインターネットを活用した副業しか選択肢が残らなくなってしまいます。
そうなると、慣れない作業で時間が掛かるため効率が悪くなってしまいますし身体的にも精神的にも多大な負荷をかけてしまうことになります。
探せば最適な選択肢となる副業があるはずですので自身の状況をしっかりと見極めた上で副業を選択することをおすすめします。

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7年後には超高齢化社会が訪れ、要介護者以外の高齢者ニーズが急拡大する

現代の日本社会は、人口減少、高齢化、少子化が急激に拡大しているために、市場のニーズが絶えず急激に変化しています。
7年後の2025年には高齢化が急激に進むことで65歳以上の高齢者の割合が40%以上になるとの試算も出されているほどです。
こうなると、今後ますます高齢者のみの世帯が急拡大するために、地方で高齢者の1人暮らしというケースもかなり増えてくることが想定されます。
高齢者の1人暮らしで一番怖いことが孤独死です。
ニュースでも取り上げられることもありますが、いつ体調を崩してもおかしくない状況にある高齢の方々が家に1人でいる際に緊急事態となった時に誰にも気付かれずにそのまま亡くなってしまうケースが増えてしまうことが懸念されます。
実の親の死に目に気付けずに孤独死されてしまうことは遠く離れた家族において不本意でありとても悲しい事態であり、この孤独死に対するニーズが超高齢化とともに拡大しているのです。
このニーズは今までの高齢者における要介護者への介護ニーズではなく、まだ元気な高齢者への普段のコミュニケーションによる安否確認や日常生活フォローとなります。
つまり、今までとは異なるニーズが時代の変化とともに大きくなることで、介護士として活躍できる場が変化、拡大するということになります。

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介護士の強みを活かせるおすすめの副業は「高齢者見守りスタッフ(電話等による安否確認等)」

そこで、この時代の変化とともに注目され始めているのが遠隔地に1人で暮らす高齢者に向けた見守りサービスです。
サービス形態により異なるものの、最もオーソドックスな形として電話でのコミュニケーションを行うサービスから、月に数回訪問してコミュニケーションをとるサービスもあります。
また緊急事態時にはボタン1つで警備会社のスタッフを呼び出せるものもあるようです。
大手企業としては、日本郵便がいち早くこの事業領域に参入を表明しており、郵便配達員が高齢者宅に立ち寄った上でコミュニケーションをとるサービスを行っています。
また人ではなくもので見守るサービスも増えており、象印はポットに付けたセンサーでお湯を入れた際に自動で家族に利用通知メールが届く仕組みを導入しています。
このように、モノや人を通じて高齢者を見守る動きが活発化しており普段より高齢者とコミュニケーションをとることに長けている介護士にはうってつけの仕事が拡大してきているのです。
電話での業務を行う場合には在宅で仕事ができますし、たまに訪問したとしてもメインがコミュニケーションであるために介護に必要な肉体労働を強いられるケースもほとんどないでしょう。
以上より、強みをそのまま活かせる上で業務上ネックである肉体労働がほとんどないことから効率よく収入を増やせる介護士におすすめの副業と考えています。

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おすすめの副業実施方法はサービス運営会社への直接応募

高齢者見守りサービスは現在拡大している領域であるためにこれから徐々に参入する企業が増えていくことでしょう。
現在、先駆けてサービスを行っている企業や、デイスタッフの延長線で見守りサービスを行っている会社に応募することで副業を開始することができます。
中でも最も効率的な副業として電話でのコミュニケーションスタッフをおすすめします。
これは以下の会社にてスタッフを募集しており、説明会に参加して登録することで業務を開始することができます。

・株式会社こころみ「つながりプラス」

また、デイスタッフとして一人暮らしの高齢者をサポートする業務を訪問型で実施しているサービスとしては以下をおすすめします。

・株式会社ダスキン「ダスキン ライフケア」

いずれにせよ、必ず介護が必要な方以外に対して「見守ること」を目的とした業務であり今後増えていくニーズに対して副業を行うことができます。
このような新たなニーズで副業を続けていき、いずれそのニーズが爆発的に高まった段階で介護が必要ないものの1人で暮らす高齢者向けのコミュニケーターとして独立する等の選択肢が生まれてくる可能性もあります。
そうなれば、介護士として、高齢者とコミュニケーションをする上でのスペシャリストとして活躍の場が拡がりさらに大きく収入を伸ばすことも可能でしょう。

このように、ほぼ確実に訪れるであろう未来に対して、そこから発生する新たなニーズを察知できればこのように新たな未来が開けてきます。
収入を増やすために目先の仕事を選んでもその場限りの収入にしかなりませんので、将来的に大きく収入を伸ばせる可能性のある副業を選択することをおすすめします。