【人材のプロが徹底考察】サラリーマンの副業とドライバーの選択肢

サラリーマンとして働いているものの副業がしたい、しかし何をすれば稼げるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
副業といえど仕事なわけですから、それなりの金額を稼ぐとなると知識やスキルが必要となるためにそこで二の足を踏んでしまうこともあるかと思います。
しかし、ほとんどの男性が取得しているものを活用してすぐに行うことができる副業も中にはあります。
そのうちの1つがドライバー業です。
男性であれば自動車運転免許を持っている方が大半であるかと思います。
ドライバー業であれば車さえあればすぐに行える副業と言えます。
中には車を所有していなくとも行える副業もあるため、サラリーマンにはうってつけの副業と言えるでしょう。
今回は、このドライバーの副業について、どんな副業があり何を基準として選んでいくべきか考察していきたいと思います。

まず副業でドライバー業を行う場合には以下の2つのケースがあります。

・自分の車を使ってドライバーを行うケース
・他者の車を使ってドライバーを行うケース

自分で車を持っている方であれば、それを利用することで仕事を行うことができますし、持っていない場合には、副業先の会社が保有している車を利用して仕事を行う必要があります。
この自分で車を持っているか否かによって、まず行える仕事の幅が変わってきます。
自分で車を保有している場合にはその車を利用することで深夜ドライバーとして活動することができますし、また配達が可能な車であれば配達業として活動もできます。
どちらのケースにしても個人事業主として稼いだ分だけ自分の収入に直接繋がっていきますし、自分で仕事を作り出していくことができることがメリットと言えるでしょう。
しかし、もしも車を保有していないとなると、どこかで募集をしている副業求人に応募をして採用されることで仕事をすることが必須となります。
この場合には自分で新たな仕事を作っていくことは難しく、相手が予め求めている条件に従った上で仕事をする必要があるために、仕事の幅が少し狭まってしまうかもしれません。

ここで、上記で挙げている深夜ドライバーはいわゆる水商売を行っている女性の送迎として活動することになります。
キャバ嬢やホステスなど、深夜まで働いている女性を勤務終了後に家まで送り届ける仕事で、基本的にはお店と契約をおこなった上で仕事をすることになります。
また配達業は、個人で宅配ドライバーを行うことを指します。
佐川急便やヤマトと同様の業務を会社に属さずに自分で仕事を受託して行うことで宅配業を行いお金を稼ぐのです。
この副業を行うには車の免許だけで仕事ができず、貨物軽自動車運送事業経営届出書が必要となります。
取得には2~3か月かかりますが、特に難しい手続き等はないために大きな問題とはならないでしょう。
もしも自転車やバイクで行う場合には必要となりません。
個人で宅配が行えるメリットは自分で価格を設定しそれが全て自分の収入となる点です。
宅配会社からの委託業務や雇われて行っている場合には宅配業者の取り分が多いため1件あたりの宅配で自分の手元に入るお金はかなり少ないのが実情ですが、それがないことは大きなアドバンテージとなるでしょう。

このように、自分で保有する車がある場合には個人で活動できる分、メリットが大きいのがドライバーの副業です。
サラリーマンの傍らで働く以上、限られた時間でどれだけ稼ぐことができるのかはとても大事になってきます。
もしもこのことを把握せずに単に求人に応募して働いてしまうと、実はもっと簡単に稼げる方法があったにも関わらずあまり稼げずに終わってしまう可能性もあります。
ドライバーといっても実は立ち止まって可能性を探ることで最善の選択肢があるはずですので、しっかりと調査し見極めた上で副業に取り組んでいくようにしましょう。

スポンサードリンク

自分の状況を見極めて「どんなドライバー業」を行うべきか考える

まずは自分の状況を見極めることから始めてみてください。
単にドライバーといっても、実は自分の状況次第でやれることや可能性が大きく変わってきます。
ちなみに私は「普通自動車免許のみ」というステータスです。
車も何も持っておらず、このままでは当然ながらドライバー業を行うことはできません。
ドライバー業を行うわけですから、運ぶことができるものを考える必要があります。
この場合、宅配業者やドライバーとして契約した会社からレンタルした車でドライバー業を行うことになります。
しかし「車を持っている」場合はこの限りではありません。
既に宅配の仕事を持っている宅配業者から業務を受託して行うこともできますし、宅配を委託した個人や会社から直接仕事を貰った上で宅配業を行うことができます。
さらに、車といっても何も自動車でなければならないわけではありません。
バイクや自転車でも可能です。
もしも自動車を持っていないけれどバイクは持っている、または自転車を趣味で良く乗っているという方はそれを活用した上でドライバー業を行うことが可能です。
このように、単に車といっても3種類(自動車、バイク、自転車)あり、それだけで行える仕事の幅が変わってきます

・運転免許のみ、車なし
→宅配業者からのレンタルで仕事を行う必要あり
→深夜ドライバーとして求人している会社、店舗と契約して仕事を行う必要あり

・運転免許保有、自動車なし、バイクなし、自転車あり
→自転車での宅配業が可能、仲介サービスを活用して副業実施(Uber Eats、DIAq等)
→深夜ドライバーとして求人している会社、店舗と契約して仕事を行う必要あり

・運転免許保有、自動車なし、バイクあり
→バイク便で宅配業が可能、仲介サービスを活用して副業実施(Uber Eats、DIAq等)
→深夜ドライバーとして求人している会社、店舗と契約して仕事を行う必要あり

・運転免許保有、自動車あり
→自動車で宅配業が可能、仲介サービスを活用して副業実施(PickGo、DIAq等)
→自分の車を活用して深夜ドライバーの仕事を受託することが可能

まずは、自分が以下のどの状況であるのか見極めてから取り組む副業を考えましょう。

スポンサードリンク

自分の目的を整理した上で将来に繋がる選択をする

自分の状況を見極めて、どんなドライバー業を行うべきかイメージが固まったら、どのような視点で副業を続けていくのか決めることも重要となります。
これを決めるには、今一度自分が副業をする目的を固める必要があるでしょう。
自分はなぜ副業をしたいのか、その目的とは何なのか。
この場合、今の給料では足りないから収入を上げたい、といった表面的な目的ではなく、その裏側に潜む本質的な目的について問いただしてみてください。
サラリーマンという本職がありながら副業をして、今後どのようにしていきたいのか、長期的な視点での目的と短期的な視点での目的で考えてみると分かりやすいでしょう。
もしも長期的に副業を続けたいと考えているのだとしたら、それは以下の目的に該当する可能性が高いと考えられます。

1:副業はサラリーマン業と並行して行う新たな収益源の柱と捉え、複業として長期的に収入を最大化させる
2:将来的な脱サラリーマンを目指し、自分で仕事をしていために副業を行う

上記のうち、もしも1番に当てはまるのだとしたら、個人事業主として自動車をもった上で副業を進めていくことをおすすめします。
サラリーマンで時間が空いている休日は基本的に第二の柱として個人の運送業を手掛け収益を最大化させるのです。
自転車やバイクよりも一度に詰める荷物が大きい分大型の配達を受託できますし、また1日に多くの配達をこなすことができます。
一回の配達料、一日の配達料が大きく異なるため、サラリーマンに代わる柱として効率的に稼げますし、また個人であれば配達料を自分で設定できるので最善の選択肢であると考えられます。
また2番の場合には、もう少し踏み込んで副業を考えていく必要があるでしょう。
将来的にサラリーマンを卒業できるだけのドライバーになるためには、それなりに自分で仕事を作れることが必須条件となります。
サラリーマン以下の収入になってしまっては元も子もないので、配達の仲介サービスに依存するだけでなく、自分で営業を仕掛けて大口の顧客を抱えたり、またはドライバー業をきっかけとして新たなビジネスを立ち上げたりすることが求められるでしょう。
その中の可能性の1つとしては、個人の輸入業などが考えられます。
配達だけでなく、配達される中からトレンドを見極めて、自ら輸入、配達まで行えるようになればビジネスが大きく広がる可能性があります。

副業の目的がこのどちらにも該当しない場合には短期的な目的で始めたことが一番の目的と言っても良いかと思います。

3:短期的にどうしても収入を増やす必要があるために副業を行う

サラリーマンですから、日中に副業は難しいことを考えると、深夜、または休日に時間を遣った上でとにかくいますぐ稼げる副業を選ぶことが一番の選択肢かと思います。
週に何日かは身体に鞭打って深夜ドライバーで稼ぎ、また土日は自分にあった車で宅配業を行って稼げれば短期的に大きく収入を伸ばすことができるはずです。

このように、目的次第で目指す先、やることが明確に異なってくるために目的を明確にした上で自分の状況と掛け合わせドライバー業を行っていくことが自分の目標を達成する近道となるでしょう。