在宅で仕事ができるなら子育てとの両立もしやすいし、何よりも自分の時間で仕事ができるので非常に助かりますよね。
また仕事をしていても本業以外の空いた時間で手軽にお小遣い稼ぎできる仕事があれば生活にゆとりができます。
普段の家事に追われて自分で仕事をしたくてもできない主婦方、またはOLをしながら副業をしてみたい方にとっては魅力的な働き方なのではないでしょうか。
ですが
そのような働き方をしたくとも自分にできる仕事があるのかどうか
資格がなければできない仕事ばかりなのではないか
そのように感じていて、なかなか最適な仕事に出会うことができない、在宅で仕事をやってみる一歩目が踏み出せない方もいるのも事実です。
皆さんは在宅での仕事についてどのように思っていますか？
家から一歩も出ずに自分の好きな時間に働くことで収入を得ることができる
端から見て魅力的に感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、在宅だからこそ誰でも教えてくれる環境にはありません。
自分が今持っているスキルをフル活用して仕事をこなしていく必要があり、品質についてもそれなりのものが要求されるのは事実です。
しかし、全ての仕事で高いスキルや資格を要求されるものではなく、初心者からプロフェッショナルの仕事まで自分のスキルや求めている報酬額に応じて選択することができます。
一般的な傾向でいうと、在宅で行える仕事で且つ誰でも可能な仕事ほど収入は安い傾向にあります。
またそれとは逆に一部のスキルを持った人しか行うことができない仕事はその分高収入を手にすることができます。
即ち、その仕事をこなせる人がどれだけいるのか、そのボリュームに応じて報酬が異なります。
例えば、スキルも資格も必要のない仕事は
単純作業の繰り返し
であり、単価が低いので相応のお金を稼ぐにはそれだけ時間を掛けて仕事をこなしていく必要があります。
一方でスキルや資格が必要な仕事は
ノウハウや知識がないとこなせない
仕事であり、単価が高いため、１件こなすだけで相応の収入を得ることができます。
スキルがない方もスキルがある方も、目標としている収入を達成するためには、最適な仕事を選択して計画的に仕事をこなしていくことが重要です。
自分のスキルレベルに合わせて最適な仕事を選択して目標達成を目指していきましょう。
もしもこの最適な仕事の選択ができないと、
スキルはあるのになかなか思ったような収入を得ることができない
スキルがないため自分で稼げる仕事が全然見つからない
といった事態に陥り、結果として在宅ワークで収入を得ることは難しくなります。
在宅で誰も教えてくれないからこそ、しっかりと自分の状況、最適な仕事を把握した上で行動する必要があるのです。
在宅で副業を行う場合にはほとんどのケースで資格は必要ない
在宅で仕事をするにあたって、実はほとんどの仕事で資格がなくともこなすことが可能です。
一般的に資格は以下のように分類されます。
１：資格がないと仕事がこなせないケース
２：検定を受けることで資格とみなせる権利を得ることができるが必須ではないケース
１は、仕事を行うにあたって資格を持たなければ従事ができない、言い換えれば資格を持っていないのに仕事をしてしまうと場合によっては法律違反に当たるケースです。
これは行政書士や心理カウンセラー、チャイルドマインダーのような仕事が該当し、専門性が非常に強いために資格を持っていない限りは業務をしてはならない仕事です。
このような仕事は在宅でこなせるものの、打ち合わせ等の対人作業を含めた上で仕事をこなしていく必要があり、ネット上ではあまり求人されません。
逆に、上記の２は、特に資格を必須としない仕事であり、ExcelやWord、Powerpointを使えれば大方対応できる仕事になります。
記事のライティングや、文字起こし、データ入力から資料の代行作成等、Microsoft officeのツールの利用がメインとなり、操作できさえすれば基本的に仕事ができます。
ただ、一部専門的な知識が要求されるライティングや営業資料の作成などスキルや経験が要求される仕事もありますのでその場合にはそれに応じて報酬も増えていきます。
また、資格は必須ではないものの、Microsoft office検定試験を受けることで、MOS（Microsoft Office Specialist）の資格を取ることも可能です。
これを持っていることで基本的な操作や知識が問題とならないことが証明されますので、自分のスキルのPRに繋がる可能性がありますので、取得できるのであれば持っておくのも良いでしょう。
同様に、ライティングにおいても日本ライティング協会主催の資格や、日商簿記、Webデザイナー資格等、持っておくと有利に働く資格がありますので、取れそうな資格があれば取得しておいて損はないでしょう。
自分の状況を正確に把握して最適な仕事のみを選択する
では、自分がどんな状況でどんな仕事であればこなしていくことができるのか、在宅でできる仕事ごとに必要なスキルレベルについてみてみたいと思います。
大きな分類としては
需要と供給
の２軸です。
需要は、仕事に関する分類であり、どんな仕事ニーズが求められているのか、を細かく分類しています。
供給は、あなた自身のことです。
どんなスキルや価値を提供できるのかを細かく分類しています。
この２軸でそれぞれ表に表した際に、該当する箇所の仕事を確認してみてください。
それこそが、現在あなたに最適な在宅で収入を得るために取り組むべき仕事になります。
最適な仕事を把握して現実的な目標収入を設定する
在宅での仕事についてその全貌を把握したら次がその仕事でどれだけの収入を得ることができるのかを具体的に計算してみます。
当初抱いていた目標収入金額が本当に現実的な収入であるのか明らかにするのです。
例えば、当初立てていた目標収入金額が月に10万円、チェックした結果自分に最適な仕事がライティングの仕事であったとします。
ライティングの単価は大体の仕事が１文字当たり0.5円ほどだとすると、納品基準が１記事3,000字ですので、１記事納品すると1,500円の収入を得ることができます。
3,000字の記事を作るには、大体2時間程度の時間を要しますので、1,500円稼ぐためには2時間働く必要があります。
もしもあなたが１日に活動できる時間が２時間しかなかったとすると、月に納品できる記事数は30記事。
その作業による月に収入額は
1,500円×30＝45,000円
となります。
こうしてみると、当初立てていた月に10万円という目標には全く及ばないことが分かります。
この状況を鑑みた上であなたの選択肢は、
・月に10万円を達成するために、それを満たしうる仕事に必要なスキルや資格を身に付ける
・現実を受け止めて月に45,000円を安定的に稼げるようにする
の２択となり、今自分が何を選択すべきか、そして何をすべきかが明確になるのです。
このように、最適な仕事と目標とする収入金額が明確であれば、自分に足りないものや、現実的に在宅で稼ぐことのできる上限が見えてきます。
これが見えていないと、
在宅で仕事を頑張ったものの思うような結果を得ることができない
しかしどうしてなのか何をすれば思ったような収入を得ることができるのか分からない
という結果に陥ってしまうのです。
そうなってしまうと在宅で仕事を続けることが困難になり、収入を増やしていくことは現実的に不可能となってしまいます。
課題を解決するよりもまずは地に足を付けた仕事から取り組むことが成功の第一歩
目標としている収入額に届かないが、別の仕事をこなせばもっと儲かることが分かった場合、大抵の人はその仕事をこなすために必要な努力、スキルの獲得や資格取得に取り組もうとします。
もしもこれが短時間で取得でき、将来的にその仕事が行える可能性が高いのであれば良いかもしれませんが、長時間かかる上に目標額に届くかも分からないスキル・資格の習得であればお勧めできません。
これは、個の成長に向けた向上心かと言えますが、在宅での仕事で収入を増やすことを目的にしている際には良い選択とは言い切れないからです。
個の成長を志して進もうとすることは非常に素晴らしいのですが、スキル獲得、資格取得に掛かるコスト（お金と時間）を考えると、費用対効果の面で最適とは言えません。
資格を取得するのは容易ではありません。
時間にして2か月ほど、金額にして10万円は掛かってくるでしょう。
そうなってくるとこの2か月で得ることができたかもしれない報酬、9万円が一転して10万円の支出に変わり、合計すると19万円の支出となってしまいます。
もしも資格取得後に目当ての仕事に従事できるようになったとします。
しかしそのころにはライティングでの実績が評価され、最初に0.5円であった文字当たりの単価が1円にまで上がっている可能性があります。
これは実績に応じてほとんどのケースで確実に起こり得るメリットであり、最初は到底届かなかった目標収入額に少し近づけるのです。
そうなると、最初は良いと思っていた資格取得は、ライティングの単価とさほど変わらない上に19万円も支出することになり、明らかに選択ミスと言わざるを得ません。
ですので、まずは課題を解決して1つ上の仕事を夢見るのではなく、今できる仕事を精いっぱいやって評価されることで目標に近づいていくことをお勧めします。
活路を開くことにチャレンジするのも大事ですが、地に足を付けて在宅ワークで安定した収入を稼げるようにしていきましょう。
